銅像ハンターの報告書
大河ドラマ「青天を衝け」が本日最終回を迎えました。「日本資本主義の父」と言われる実業家、渋沢栄一(吉沢亮)の生涯を描いた作品でした。渋沢は維新後に経済人として活躍した人物というイメージがありますが、このドラマでは幕末・維新期にかなり時間が…
明日、大河ドラマ「青天を衝け」が始まります。渋沢栄一の生涯を描く、幕末から明治にかけての物語です。 第1回から徳川斉昭と七郎麻呂、すなわち後の十五代将軍徳川慶喜の親子が登場する模様です。徳川斉昭が幼い七郎麻呂に教えを説いている様子を銅像にし…
「浜」というと一般的には海岸のことですが、大阪では古くから川べりのことも浜と呼んだようです。落語にもよく「○○の浜」というような言葉が登場しますが、何気なく出てくるこういった地名の端々に水都大阪の歴史を感じます。 3日前の記事に書いた落語の演…
NHKの大河ドラマ「麒麟がくる」もいよいよ佳境です。本来なら12月中に終了するはずだったわけですが、コロナ禍で一時期撮影がストップしていたために最終回は2月7日放送となっています。 明智光秀を主人公とする物語なので、亀岡に一昨年建てられた光秀像あ…
坂本龍馬が亀山社中を構えた長崎。長崎の街と港を一望できる風頭公園にこの龍馬像はあります。 やはり龍馬像は海を眺めているのが絵になりますね。特に亀山社中・海援隊のホームタウンである長崎で海の見える場所に建てられているのは嬉しいことです。当時か…
京都の円山公園に、坂本龍馬と中岡慎太郎の像があります。 1934年に一度建てられながら戦時中に撤去され、現在のものは1962年5月に再建されたものです。司馬遼太郎の「竜馬がゆく」の連載が始まったのが1962年6月なので、この銅像が再建されたのとほぼ同じ時…
高知のランドマークである桂浜の坂本龍馬像を数年ぶりに拝んできました。桂浜の龍馬像は日本銅像界の四番打者です(独断)。 龍馬の誕生日であり命日でもある11月15日に合わせて約2か月の間、脇に組まれた足場から間近で像を見ることができるという企画が今…
前回紹介した具志堅用高さんの銅像と同じ石垣島にあります。 ぱいーぐるは元々、南ぬ島 石垣空港(ぱいぬしま いしがきくうこう)のマスコットキャラクターで、現在は石垣市の公認キャラクターとなっています。天然記念物のカンムリワシがモチーフだそうです…
沖縄県出身者初のボクシング世界チャンピオンである具志堅用高のこの銅像は、彼の出身地である石垣島に建てられています。 1980年に達成された世界王座13連続防衛は、まもなく40年が経つ今も日本人男子の最高記録として輝いています。地元では具志堅さんはス…
英傑揃いの幕末・維新期の人物の中で、榎本武揚はあまり人気があるというイメージがありません。 元幕臣で新政府軍にたてついてたくせに、しれっと明治政府に収まってんじゃねえよ、という大きなお世話感もなくはない空気はありますね。サッカーで言えば、J1…
上野公園の銅像と言えば西郷隆盛像がまず挙げられますが、細菌学者・野口英世の像も建てられています。国立科学博物館の前にあり、試験管を手にした白衣の野口の姿が印象的です。 野口英世と言えば現行の千円紙幣の人としても知られています。よく話題にされ…
与謝野晶子は現在の大阪府堺市堺区の生まれで、南海電鉄・堺駅の前に銅像が建てられています。 先日、「世界に一つだけの花」が小学校の道徳の教科書に取り上げられていることについて、作詞と作曲を手掛けた人が逮捕されたのに授業で扱うのは適切でないので…
左から、江戸川コナン(工藤新一)、小嶋元太、円谷光彦、吉田歩美、灰原哀(宮野志保)。 大阪市の読売テレビ社屋前に建てられています。アニメ「名探偵コナン」は日本テレビではなく読売テレビの制作なのです。 コナンも相当な長寿連載になりましたね。単…
お馴染み、上野の西郷さん。大河ドラマ「西郷どん」の第一回の冒頭にも登場した上野公園のシンボルです。東の横綱が上野の西郷隆盛像、西の横綱が桂浜の坂本龍馬像、と言って良いくらい、日本銅像界ではメジャーな存在ですね。 除幕式が行われたのが1898年、…
プロ野球の夏の祭典・オールスターゲームが昨日終了しました。カープファン的には、鈴木誠也が2試合通じてのホームランダービー優勝者に輝いたことと、緒方孝市監督がオールスター6戦目で初勝利を挙げたことは一応書いておきます(笑)。 昨日の第2戦は阪神…
<ドラマ「いだてん」のネタバレあり> 本日放送のNHK大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺~」で、人見絹枝が初登場しました。大正末期から昭和初期にかけて活躍した陸上選手です。「いだてん」の主人公の1人、金栗四三は日本人で初めて五輪に出場した…
本日5月27日は、日露戦争で日本の連合艦隊がロシアのバルチック艦隊を破った日本海海戦が行われた日です。今から114年前の1905年のことでした。この日は太平洋戦争中までは海軍記念日とされていました。 東郷平八郎が連合艦隊司令長官として乗艦していた旗艦…
銅像を見かけるととりあえず写真を撮る癖があり、名前も聞いたことのなかった人の銅像の画像がフォルダに入っていたりします。大抵は銅像の傍らに説明板のようなものがあり、その人の経歴や功績は知ることができるのですが、どれくらいの知名度があるのかは…
この連休中に京田辺市の酬恩庵に参詣してきました。酬恩庵は一休宗純ゆかりの寺で、またの名を一休寺と言います。 境内にはたくさんの紅葉(もみじ)の木が植えられています。今の時期は新緑に彩られていますが、紅葉(こうよう)の季節はまた壮観であろうと…
2020年春スタートのNHK連続テレビ小説のタイトルが「エール」に決定したと、2月28日に発表がありました。作曲家の古関裕而さんをモデルにしたドラマとのことで、窪田正孝さんが主演を務めるそうです。 古関裕而さんと言えば、全国高等学校野球選手権大会の大…
北九州市の小倉駅北口のそばに、「銀河鉄道999」のキャラクターである鉄郎とメーテルの像があります。“鉄郎とメーテル”と“メーテルと鉄郎”、どちらが良いのかわかりませんが、鉄郎が主人公なので前者にしておきます。 小倉駅に999号が発着するというわけでは…
坂本龍馬の銅像は全国各地に建てられています。それだけ国民的英雄ということでしょう。龍馬とのゆかり度が割と低いところでも建てられてたりしますよね。像の数で言うと二宮金次郎の次くらいに多いんじゃないですかね。知らんけど。 その中で、これはあまり…
秋山好古は日本騎兵の父と呼ばれる人物で、海軍に属していた秋山真之の兄に当たります。この像は「秋山兄弟生誕地」にあり、真之の像と向かい合うように立っています。 帝国陸軍がドイツ方式に倣って強化を進めていた時期に、好古は旧松山藩主である久松家の…
日露戦争で帝国海軍連合艦隊の作戦参謀として活躍した秋山真之は、伊予国・松山の生まれです。この銅像は、帝国陸軍で日本騎兵の父と言われた兄の秋山好古の像とともに、「秋山兄弟生誕地」に建てられています。 真之が特に高く評価されているのは、ロシアの…
猿飛佐助は真田十勇士のエース的存在の忍者です。 猿飛佐助の活躍を描いた立川文庫の創設者・山田阿鉄が今治出身であることから、今治駅前に銅像が建てられたそうです。 <2018年11月撮影>
明らかに銅像じゃない像ですが(笑)。 二泊三日で今治に帰省中です。 バリィさんは2009年にデビューしたゆるキャラです。 今治は焼き鳥が名物であることからトリのキャラクターで、今治に架かる来島海峡大橋をイメージしたクラウンを被り、今治名産のタオル…
今日11月15日は坂本龍馬の誕生日であり命日です。 画像の龍馬像は東京都品川区にあります。かつてここ品川は立会川には土佐藩の下屋敷がありました。ペリーが日本に来航した際に、若き日の龍馬も下屋敷の警備に招集されたといいます。 龍馬はそこで黒船の威…
昨日、川崎フロンターレがJ1リーグ二連覇を達成しました。おめでとうございます! 川崎のホームスタジアムである等々力陸上競技場には、各所に藤子・F・不二雄先生の漫画のキャラクターの像が建てられています。「川崎市 藤子・F・不二雄ミュージアム」との…
俳句に詳しいわけでもない私でも、松尾芭蕉の句というのはいくつも知っているので、まあレジェンド中のレジェンドでしょうね。当たり前ですけども。 中学校の国語の教科書に載っていた芭蕉の句には、古さを感じさせない美しさがあるという印象を持ちました。…
大相撲の第55代横綱。21歳2か月での横綱昇進は、現在も歴代最年少記録です。 北の湖は北海道の出身ですが、川崎の平間寺(川崎大師)に墓所があります。写真の銅像は2017年10月に境内に建てられたものです。羽織に着色してあるのがお洒落であると同時に、少…