銅像を見かけるととりあえず写真を撮る癖があり、名前も聞いたことのなかった人の銅像の画像がフォルダに入っていたりします。
大抵は銅像の傍らに説明板のようなものがあり、その人の経歴や功績は知ることができるのですが、どれくらいの知名度があるのかはやはりわかりません。
そんな中で、まれに後からテレビやら本やらネット記事やらで名前を聞いて、「あ、あの銅像の人!」となることがあります。
不勉強で申し訳ないのですが、この依田勉三さんもそのうちの一人でした。
現在NHKで放送されている連続テレビ小説「なつぞら」で依田さんのお名前が出てきて、北海道で写真を撮ったことを思い出しました。
依田勉三は明治時代に北海道の十勝地方を開拓した晩成社を率いた人物です。
「なつぞら」の中でも触れられていますが、晩成社はバターの製造も行っていたそうです。
北海道土産の定番中の定番である六花亭の「マルセイバターサンド」の名称は、晩成社の成の字にちなんだものだとのことです。
ちなみに、この依田勉三像は、帯広の実業家で政治家の中島武市が建てたものが最初だったそうです。
戦時中に金属供出で撤去され、現在の像は戦後に再建されたものです。
この中島武市という人物、なんとミュージシャンの中島みゆきさんのお祖父さんとのことです。
中島さんがそのうち「なつぞら」の挿入歌を歌うとかいう展開にも期待したいところです。
<2018年11月撮影>
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