群青色の時間

遥かなるマスター・オブ・ライフ<人生の達人>への道

秋山真之(愛媛県松山市)

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日露戦争で帝国海軍連合艦隊の作戦参謀として活躍した秋山真之は、伊予国・松山の生まれです。
この銅像は、帝国陸軍で日本騎兵の父と言われた兄の秋山好古の像とともに、「秋山兄弟生誕地」に建てられています。

真之が特に高く評価されているのは、ロシアのバルチック艦隊と戦った日本海海戦での作戦を立案したことでしょう。
東郷平八郎司令長官に「智謀湧くが如し」と賞讃された頭脳で、日本の勝利に貢献しました。
戦闘開始を前に大本営に打電した「本日天気晴朗ナレドモ浪高シ」という文言も真之の作で、簡潔な文章で充分な情報を伝える名文の例とされています。

一方で、真之は相当な変人であったとも言われており、軍の写真撮影時にも慣習を無視した恰好で写ることもあったようです。
天才と狂人は紙一重という言葉を裏付ける存在と言えそうです。

<2013年7月撮影>