群青色の時間

遥かなるマスター・オブ・ライフ<人生の達人>への道

野口英世(東京都台東区)

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上野公園の銅像と言えば西郷隆盛像がまず挙げられますが、細菌学者・野口英世の像も建てられています。
国立科学博物館の前にあり、試験管を手にした白衣の野口の姿が印象的です。

野口英世と言えば現行の千円紙幣の人としても知られています。
よく話題にされることですが、野口には大変な浪費癖があったそうです。
まさか自分の肖像がお札に印刷されて流通することになるとは思いもしなかったでしょう。

野口は黄熱病の研究を行っていたゴールド・コースト(現在のガーナ)で、自らも黄熱病に罹患して51歳で亡くなっています。
その功績を称えて、ガーナにも野口の銅像が建てられています。

彼の研究の実績は生前から高く評価され、ノーベル賞にも三度候補に挙がったとのことです。
ノーベル賞は生きている間しか受賞資格がないわけですが、もう少し長生きしていれば湯川秀樹より先に日本人初のノーベル賞受賞者になっていたかもしれません。

<2019年3月撮影>