群青色の時間

遥かなるマスター・オブ・ライフ<人生の達人>への道

甲子園大運動場/現・阪神甲子園球場(兵庫県西宮市)

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プロ野球の夏の祭典・オールスターゲームが昨日終了しました。
カープファン的には、鈴木誠也が2試合通じてのホームランダービー優勝者に輝いたことと、緒方孝市監督がオールスター6戦目で初勝利を挙げたことは一応書いておきます(笑)。

昨日の第2戦は阪神タイガースの本拠地、阪神甲子園球場で行われました。
私はテレビ観戦でしたが、いやもう完全に阪神祭りでしたね。

今回の全出場選手中唯一のルーキーだった近本光司が、1992年の古田敦也以来、史上2人目のサイクル安打を達成してMVPとなりました。
最後の三塁打は忖度感満載でしたが、まあオールスターですからギリありでしょう(笑)。

原口文仁と梅野隆太郎の2者連続本塁打も、試合を盛り上げてくれました。
特に原口は、前日の東京ドームでの代打本塁打から2打席連続弾でした。
今年の1月に大腸癌の手術を受けて先月復帰したばかりの原口は、プラスワン投票で最後の1人の出場者として球宴の舞台に送り込んだファンの期待を遥かに超える活躍を見せてくれました。

投手では、青柳晃洋とピアース・ジョンソンが中継ぎで無失点投球。
最後は2012年以来、7年ぶりに球宴のマウンドに帰ってきた藤川球児が3者凡退で締めました。

昨日は雨の中の試合でしたが、甲子園のグラウンド整備を担当している阪神園芸の皆さんの技術が発揮され、そういう意味でもオールスターの名に相応しい試合だったのではないでしょうか。

今回のオールスターゲーム2試合は、本当にプロ野球の楽しさを再認識させてもらえるものでした。
東京ドームでの第1戦では、西武の山川穂高本塁打の際の「どすこい」パフォーマンスや、横浜DeNA山崎康晃登板時の「ヤスアキジャンプ」を球場全体のファンが行うなど、野球ファンの一体感が感じられる幸せな雰囲気でした。

一つだけ気分が悪いのは、やはり球場では「くたばれ読売」という合唱が行われていたらしいということですね。
こういうことについては色々な意見があります。
サッカーでもそうですが、ある程度敵対関係を演出した方が盛り上がる部分もあるのは事実だと私は考えています。
ただ、「公式戦の時ならまだわかるけど、敵味方関係ないオールスターではやめようや」というのが持論です。
お祭りで一部の人が不愉快な気分になるなんて馬鹿らしいじゃないですか。
私は全てのチームのファンが、「闘魂こめて」や「六甲おろし」を歌えて、カープ名物のスクワット応援ができる特別な日だと思っています。
真剣勝負が繰り広げられるシーズン中に、数日だけ設けられた休戦期間は、純粋にプロ野球を楽しむ時間にしてもらいたいと思います。

<2019年5月撮影>