群青色の時間

遥かなるマスター・オブ・ライフ<人生の達人>への道

桂宗助改メ二代目桂八十八襲名披露公演

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本日大阪でスタートした、桂宗助改メ二代目桂八十八襲名披露公演に行ってきました。
八十八(やそはち)は三代目桂米朝の俳号で、その米朝師匠の事実上の末弟である桂宗助さんがこの度二代目として襲名されました。


俳号を芸名として襲名するというのは歌舞伎界ではよくあることらしく、歌舞伎に疎い私でも知っている名前で言えば「獅童」や「中車」も元は歌舞伎役者さんの俳号なんだそうです。

二代目八十八師匠は、米朝師匠の端正な芸風を受け継いだ正統派の上方落語家として知られています。
襲名当日の今日の演目は「はてなの茶碗」。
京都の道具屋の貫禄ある主を美しく演じられた高座、最高でした。

襲名披露公演というものを会場で観るのは、八十八師匠の兄弟子である桂米團治師匠の松山公演以来でした。
やはり独特の雰囲気があります。
名前も芸も受け継ぐという日本の芸能の伝統が継承される場に居合わせているということに感動します。

9月27日からの繁昌亭十五周年記念特別公演桂米朝一門ウィークも、八十八師匠の襲名披露公演として行われます。
そこではどんな噺を聴くことができるのか楽しみに待ちたいと思います。

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