参加を予定していた3月22日のとくしまマラソンの開催中止が昨日発表されました。
新型コロナウイルスの感染拡大を受けてのことで、残念ではありますがやむを得ないことです。
ここ1週間の状況を見ても、開催は絶望的だろうと思っていました。
公式発表では、以下の3点がアナウンスされています。
①参加料の返金はしない
②参加予定だったランナーについて、次回大会の優先エントリーと料金優待を検討する
③ナンバーカード、ランナーズチップ、大会プログラム、参加記念品、完走記念品を参加を予定していた全員に送付する
参加料の返金はなし、ということでこれも致し方ない話です。
大会への参加申込をする時点で、まさかこういう事態になるとは考えてもいませんでしたが、規定通りです。
具体的なパーセンテージはわかりませんが、マラソン大会の実施のためには事前準備でかなりの費用が発生しているでしょうし。
これについては、東京マラソンという恐らく日本一有名な大会が「規定通り返金はしない」という方針を取ったことが英断だったと思います。
仮に東京マラソンが、想定外の事態なので部分的にでも返金する、というような対応をしていたとすれば、他の大会も含め「東京は返金あるのに規定で返金できないなんて杓子定規なこと言いやがって」などと言い出す人が大量に現れていただろうことは想像に難くありません。
東京マラソンの毅然とした対応で、各地のマラソン大会もそれに倣って返金という部分の痛手は負うことなく開催中止を決断できたであろうというのは見逃せないポイントです。
返金しないことに伴う本来受ける筋合いのないバッシングを恐れて大会を強行すれば、ウイルス感染拡大防止の観点からは当然好ましくないことで、展開次第では次回以降の大会の存続にも影響が出かねません。
早く今回の新型コロナウイルスの蔓延が収束し、今後もマラソン大会が各地で続いていくことを、市民ランナーとして願っています。