日本野球機構(NPB)は本日、新型コロナウイルス感染症流行のため、3月20日に予定していた開幕を延期することを発表しました。
プロ野球が開幕を延期するのは、東日本大震災が起きた2011年以来です。
NPBは、4月中の開幕を目指すとしています。
今年は東京五輪が開催されるため、7月21日から8月13日までを公式戦の中断期間としていることもあり、開幕が延期されることによってかなりの過密日程になると思われます。
今後の状況次第では、ポストシーズンの方式変更や試合数の縮小の可能性もあるでしょう。
仮に試合数が減少することになると、各チーム同士の対戦回数を一致させるために、現在予定されている一部の試合が他の試合に差し替えになる事態も起こり得ます。
私も既に今シーズンの試合のチケットを何試合分かは購入していますが、このまま全て観に行けるのかどうかはわかりません。
また、3月15日までの公式戦全試合を延期していたJリーグは今日、中断期間を3月いっぱいまで延長すると発表。
シーズン再開は早くても4月3日ということになります。
先日、NPBとJリーグは共同で「新型コロナウイルス対策連絡会議」を立ち上げ、情報交換や対策案の共有を行っていくことを発表しました。
プロスポーツ同士足並みを揃えていこうというのは良い判断です。
NPBとJリーグが球団やクラブの単位ではなく、法人としてタッグを組むというのはなかなか画期的で、歴史的な出来事と言って良いと思います。
昔からNPBは各球団の意向が重視される組織で、2011年の地震の直後に予定通りの開幕を強行しようとしたセントラル・リーグがバッシングを受けたのも昨日のことのようですが、NPBも今回のことには危機感を抱いていることが窺えます。
これからのNPBの組織運営が良い方向に進んでくれることを期待したいと思えるニュースでした。
何にしても、早くこのウイルス禍が収束することを願うのみです。