群青色の時間

遥かなるマスター・オブ・ライフ<人生の達人>への道

正岡子規記念球場

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我が愛媛が誇る俳人正岡子規は、野球が日本に伝わった頃に熱心に野球をプレーしていたことで知られています。

東京の上野公園に、子規の名前を冠した正岡子規記念球場があります。
スタンド等はありませんが、天然芝が植えられ、照明設備が設置されたグラウンドです。

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フェンスで囲まれたグラウンドの傍らには、子規の句碑が建てられています。

春風や まりを投げたき 草の原  子規

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良い句ですねー。
やはり野球は屋外でプレーするもんなんですよね。
ドーム球場とか、のぼさん(子規の愛称)は激怒するに違いないです。
でも新しいものも好きそうだからそれはそれで喜ぶのか……?

子規は自らの幼名である升(のぼる)に因んで、野球(のぼーる)という雅号も用いていました。

尚、子規がベースボールを“野球”と訳したと言われることがありますがこれは誤解で、中馬庚が野球の名付け親とされています。
しかし、“打者”、“走者”、“飛球”等は、子規が考案した訳語だそうです。

正岡子規は日本における野球の普及への貢献が認められ、2002年に野球殿堂入りを果たしています。
その年、四国で初めてのプロ野球オールスターゲームが子規の出身地である愛媛県松山市坊っちゃんスタジアムで行われ、試合の合間に殿堂入りの表彰式が行われました。
私は幸運にもそれを現地で見ることができました。
愛媛の野球ファン冥利に尽きる記憶の一つです。

<2019年3月撮影>