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センバツ高校野球、初の中止が決定

日本高等学校野球連盟高野連)は、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、第92回選抜高等学校野球大会を中止すると本日発表しました。
選抜大会の中止は92回目で初めてのことです。

無観客での開催も検討していたものの、最終的には大会中止という決断が下されました。
個人的には中止やむなしと考えています。
現在の状況を見ると、色んな意味でリスクが高いと言わざるを得ません。

尚、春の選抜と夏の選手権を通じ、戦争以外で大会が中止になるのは1918年(大正7年)夏の大会が米騒動で中止になって以来、102年ぶり史上2度目のことです。
米騒動で中止になったのを「1918年の夏の甲子園」、としている記事もありますが、当時はまだ甲子園という球場は建設されておらず、同じ兵庫県西宮市にあった鳴尾球場(現在存在する阪神鳴尾浜球場とは別のスタジアム)で開催される予定でした。
蛇足ですが、私の母校はその1918年の大会の四国代表で、しかも初の全国大会出場だったのに中止になってしまったという歴史があります。

今回の件、甲子園という舞台に立てるはずだった出場校の選手の皆さんの無念さを思うと本当に心苦しいです。
会場の都合もあるでしょうし、後日改めて大会を開催するのは現実的には難しいでしょう。
ただできることなら、感染症の流行が収束した後、今回選ばれていた32校の選手達に、エキシビションマッチという形でも、それぞれ1試合だけでも、甲子園で試合をする機会を設けてあげて欲しいです。
甲子園で演奏することを楽しみにしていたであろう吹奏楽部の人達のためにもなります。
32校なので16試合、1日4試合やれば4日間で済みます。
連続した4日間でなくても良いと思うので、なんとかならないものでしょうか……。