プロ野球の有観客試合に行ってきました
新型コロナウイルスの影響で6月19日の開幕から無観客で公式戦を行っていたプロ野球は、この週末から球場に観客を入れての試合をスタートしました。
当面は各試合5,000人が動員の上限となります。
昨日、ほっともっとフィールド神戸で行われた巨人対ヤクルトの試合を観戦してきました。
チケットを手配してくれたヤクルトファンの友人に感謝です。
入場時にはサーモグラフィーによる検温が行われました。
そして、チケット発券と同時に発行される「入場者情報記入券」に、氏名・連絡先・座席位置を事前に各自で記入したものを提出します。
5,000人限定とはいえ、入場に時間がかかることもあって開門してからも(恐らく数十分に渡っていたと思います)長蛇の列。
これと帰りの電車が相当密な気がします。
昨日はヤクルトのワンサイドゲームだったこともあって、(私にとっては何点差で負けていようが考えられない行為ですが)7回くらいから早々に帰宅の途につく巨人ファンも多く、帰りは観客が比較的分散した状態でした。
近頃はビジターチームが勝った場合でも場内にヒーローインタビューを流すところが多いわけですが、これも分散退場に一役買っています。
尚、場内でアルコール類の販売は一切なし!
持ち込みも不可!
なんということでしょう。
「球場で飲むビールが世界一旨い説」を提唱している私がビールを飲まずに野球観戦とは、車を運転して球場に行った時を除けば、恐らく今ミレニアムで初ですよ。
しかしこれも致し方のないこと。
野球ファンとしての自覚を持ち、ルール遵守で観戦しましたとも。
試合は、青木宣親の球団通算8,000号本塁打、岡本和真と村上宗隆の若き四番がそれぞれ2安打、メジャーでゴールドグラブ賞を獲得しているアルシデス・エスコバーのダイナミックな守備など、見所も多く好ゲームでした。
それから、嶋基宏とゼラス・ウィーラーがセ・リーグで敵同士となって対戦しているとは、1年前には想像もしてなかったですね。
カープファン視点の話では、丸佳浩が移籍してから初めて球場で彼のプレーを見ました。
内外野天然芝のほっともっとフィールドのグラウンドがマツダスタジアムに見えてしまうじゃないかよ……。
私はカープの三連覇の原動力になってくれた丸には感謝の気持ちしかないので、これからも中心選手として活躍してもらいたいと思います。
色々と制限がある中での観戦ではあるものの、やはり球場で野球が観られる幸せは何物にも代えがたいことです。
昨日は外野スタンドの比較的下の方の段に座っていたので、外野手同士の会話も聞こえたりして、普段とは違う球場の様子を体験することができました。
最後に、コロナ対策で気になった点をいくつか書いておきます。
座席は全席指定で、複数取っても間隔を開けて座るように指定されているのですが、複数人で来ている人は自分達の席の範囲内に適当に座るんですよね。
大声での応援も禁止となっているものの、普通に大声で野次ったり歌ったりする人も散見されます。
球場に限ったことでもないですが、マスクもきちんとしていない人も目につきました。
警備員の方もあまり注意して回るようなこともないので気になりました。
まあ、あまり厳格にやりすぎてトラブルになっても困るというところもあるんでしょうが……。
球場でクラスターが発生すると、また無観客開催に戻ったり、シーズンの続行ができなくなったりということにもなりかねません。
野球ファン各自の良識ある行動が求められます。
関東を中心に再び感染者が増えつつある状況ですが、最後までシーズンが実施されることを祈りながら試合を楽しみたいと思います。