群青色の時間

遥かなるマスター・オブ・ライフ<人生の達人>への道

青木祐子「これは経費で落ちません! ~経理部の森若さん~」

NHK総合で金曜夜10時からのドラマ10という枠で放送中の「これは経費で落ちません!」を毎週観ています。
ドラマ10では今年の1~3月に放送された「トクサツガガガ」が素晴らしい作品でした。
NHK大河ドラマ連続テレビ小説だけじゃないですねー。

ある企業の経理部門で働く主人公・森若沙名子(多部未華子さん)が、持ち込まれる領収書等に潜む謎を解いていく、というお話です。
それらの謎の裏には、不正や悪意があったりもするわけですが、全体としてはそこまでドロドロ感はなく、コメディー色の強い作品になっています。

「これは経費で落ちません!」は小説が原作で、現在のところシリーズとしては6冊刊行されているようです。
とりあえず、最初の1冊を買って読んでみました。
推理小説ではないですが、「日常の謎」系のミステリー要素のある作品です。

1巻を読む限りでは、一部の登場人物のキャラクターが、ドラマとは少し違ったものになっています。
元々は第2巻を出版する前提で書かれたものではないと思われますので(続けられるような構成にはなっていますが)、そのあたりの影響もあるかもしれません。
経理部の新発田部長は、ドラマでは明らかに演者の吹越満さんの雰囲気に寄せています(笑)。

原作も実写にはない面白さもあるので、引き続き2巻以降も読んでみたいと思います。