群青色の時間

遥かなるマスター・オブ・ライフ<人生の達人>への道

按針塚(三浦按針の墓)

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今日の「青天を衝け」の冒頭で、徳川家康に仕えた三浦按針ことウィリアム・アダムズについて語られました。
以前横須賀のアダムズの墓(供養塔)を訪れたことがあるので紹介します。

ウィリアム・アダムズの墓は横須賀の塚山公園内にあり、按針塚(安針塚と表記されることも)と呼ばれています。
西暦1600年に日本に漂着した英国人、アダムズは、徳川家康に重用されて江戸幕府の外交顧問を務めた人物です。
旗本に取り立てられて三浦按針と名乗り、江戸時代最初期の日本が欧州各国と渡り合うために活躍したことで知られています。

按針塚への最寄り駅は京急安針塚駅
駅名になっているのが良いですね。
サンキュー京急
人の名前が駅名に入っているのは珍しいんじゃないでしょうか。

それにしても、安針塚駅から塚山公園に至るまでの上り坂の角度がえげつない(笑)。
是非スニーカーで訪れていただきたいです。

<2018年6月撮影>

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永井真理子アコースティックツアー サモール京都

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21日(日)に京都で行われた永井真理子さんのアコースティックライブに行ってきました。
本来は昨年開催予定だったツアーですが、コロナ禍で全公演が延期され、ようやく今回、ツアー初日を迎えました。
当初の予定では京都は1公演のみでしたが、コロナ対策の客数制限のため1日2公演に分けて開催されました。
出演者やスタッフの皆様は入場料そのままで2公演という対応で実施していただいたわけで本当にありがたいことです。

また、会場の紫明会館様も二部入れ替え制という形での開催にご協力いただき感謝です。
紫明会館は登録有形文化財に指定されている歴史ある建物で、非常に良い雰囲気の会場でした。

さて、今年2021年は私が永井真理子ファンになってちょうど30年の個人的メモリアルイヤーです。
1991年、中学2年の時の修学旅行の行き先が京都・奈良で、バスの中でガイドさんがかけた「ハートをWASH!」という曲を聴いたことがファンになったきっかけでした。
ミラクル・ガール」や「ZUTTO」といったヒット曲より後の「ハートをWASH!」がリリースされた時期に聴き始めたということはファンとしてはかなり後発組です。
京都方面への修学旅行の間の出来事がきっかけだったこともあり、このたび京都でのライブに参加できたことは感慨深いものがありました。
今回のライブ(私は第2部に参加)で、私にとって運命の曲である「ハートをWASH!」が聴けたことも感激でした。
永井さんのアコースティックツアーのライブに参加するのは初めてでした。
ご本人のお人柄やファンの皆さんが作る空気感で永井さんのライブはいつも暖かい雰囲気なのですが、今回も心に沁みるライブでした。

ところで、永井真理子さんの音楽を聴き始めたことと結びつけたわけでもないんですが、ライブのために京都を訪れた足で二条城と鹿苑寺金閣を上記の修学旅行以来30年ぶりに見物しました。
今は大阪に住んでいるので仕事やその他の用事で京都にはちょくちょく行くんですが、定番の観光スポットより坂本龍馬銅像や墓や襲撃された現場を観に行くようなヤツなんで(笑)。
中学以来と考えると随分時間が経過したことを実感しました。

さて、今回のアコースティックツアー、私が次に行くのは4月の大阪公演の予定です。
大阪は元々1日2公演が組まれているため、予定通り開催できるかはコロナ次第ですが、世の中の状況が改善されていることを祈りたいと思います。

徳川斉昭、松平七郎麻呂(茨城県水戸市)

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明日、大河ドラマ「青天を衝け」が始まります。
渋沢栄一の生涯を描く、幕末から明治にかけての物語です。

第1回から徳川斉昭と七郎麻呂、すなわち後の十五代将軍徳川慶喜の親子が登場する模様です。
徳川斉昭が幼い七郎麻呂に教えを説いている様子を銅像にしたものが水戸にあります。

2011年に愛媛FCの追っかけで水戸ホーリーホックとのアウェイ戦を観に行った足で水戸の偕楽園を訪れ、その近くに立っているこの銅像を撮影しました。
野球やサッカーの試合観戦のための遠征に合わせて、堅気の方々が行かれるような場所を多少観光するというのが私の大体の行動パターンです。
水戸はサッカーを観るために2度訪れながら、ケーズデンキスタジアム偕楽園にしか行っていないわけですが、基本サッカーのアウェイ観戦は弾丸遠征なので仕方ありません。

偕楽園徳川斉昭が造らせたもので、日本三名園の一つとして水戸を代表する観光スポットです。
梅の名所でもあり、ちょうど今時分は見頃を迎えていることでしょう。

この徳川斉昭と七郎麻呂の像、今回の大河ドラマをきっかけに見に行く人が増えることを期待しています。
水戸と言えばやはり黄門様のホームタウンなので、水戸駅そばの水戸黄門 with 助さん格さんの像が最もキャッチーでポピュラーでしょうが、水戸へお越しの際はこちらの親子の像も是非見物していただきたいです。


(2011年7月撮影)

週ベ選手名鑑号の季節!

今年の週刊ベースボール選手名鑑号が本日発売されました。

いやー、週ベの選手名鑑号が書店に並ぶと、春が近づいていることを実感しますよね!
実感しないわけないですよね!

というわけで早速買ってきました。

今年の表紙を飾った我が軍の選手は昨シーズンの新人王、森下暢仁。
一昔前の週ベなら間違いなく鈴木誠也だったと思いますが、チョイスが若干軟派になってきてる感じがするのが少しく気になります。
プロ野球○iじゃないんだから。
そこはぶれないでくれよ~、ベースボール・マガジン社さん。

 

 

五代友厚(大阪市中央区)

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「浜」というと一般的には海岸のことですが、大阪では古くから川べりのことも浜と呼んだようです。
落語にもよく「○○の浜」というような言葉が登場しますが、何気なく出てくるこういった地名の端々に水都大阪の歴史を感じます。

3日前の記事に書いた落語の演目の「淀の鯉」と「一文笛」にもそういった地名が見られます。

「淀の鯉」で登場人物達が船に乗るのが鍋島の浜。
堂島川端で、かつて鍋島藩蔵屋敷があったことからこう呼ばれていたそうです。

「一文笛」で洋行帰りの医者が開業している地が北浜。
土佐堀川に面し、大阪を代表する商業エリアである船場(大阪を舞台にした落語に出てくる商家は大体船場にある)の北端に当たります。
地下鉄や京阪電鉄の北浜駅の周辺を北浜と呼ぶことが多いように思いますが、町名としては淀屋橋駅あたりまでの一帯が北浜です。

北浜のランドマークとも言える大阪取引所の前に立つのが五代友厚の像です。
薩摩出身の五代は、明治期の大阪経済発展に多大なる貢献をしたことを湛えられ、ここに銅像が建てられています。
まだ見に行ったことはないのですが、大阪商工会議所にも五代の銅像があります。

今週末から始まる大河ドラマ「青天を衝け」では、ディーン・フジオカさんが五代友厚(才助)を演じられることが本日発表されました。
五代のことはよく知らないので(汗)、この大河をきっかけに少し勉強しようと思います。

(2020年8月撮影)

五代目桂米團治

本日、尼崎のピッコロシアターで行われた桂米團治独演会に行ってきました。

演目は下記の通りです。

桂慶治朗「子ほめ」
桂米團治「淀の鯉」
桂宗助「釜猫」
桂米團治「一文笛」
中入
桂米團治「くしゃみ講釈」

「淀の鯉」と「一文笛」は、米團治さんの師匠であり父上でもある故桂米朝師匠の作です。

特に「淀の鯉」は、米朝師匠が先代の桂米團治師匠に入門する前に米團治師匠のために書いた作品でレアな演目です。
先代米團治師匠がこれを演じることは結局なく、お蔵入りになっていた原稿から2010年代になって「復活」。
時を経て米朝師匠の息子が米團治の名前を継ぎ、幻になりかけていた作品を演じているということにロマンを感じずにはいられません。
お茶屋遊び好きの旦那と幇間のキャラクターも魅力の噺で、華やかな芸風の当代米團治師匠のカラーにも合っているので、これから定番の演目になることを期待したいと思います。

「一文笛」は私が落語を聴き始めるきっかけになったNHKの特番で米朝師匠が演じられていた噺の一つです。
思い入れのある演目ということもあって、それを米團治師匠が演じていらっしゃるというだけで感涙を禁じ得ません。

中入が終わって最後は「くしゃみ講釈」。
米團治師匠の「くしゃみ講釈」は恐らく初めて聴きました。
客席に笑いが絶えない演目で締め括り、楽しかったという余韻で皆笑顔で帰途についていたのが印象的でした。

今日の演目の中で特筆したいのは「一文笛」です。
落語はドカンドカン笑いが起こる噺ももちろん楽しいわけですが、こういうじっくり聞かせる系の噺で演者が会場の空気を掌握している感じ、客席全体が高座に集中して固唾を呑んで聴いている感じ、あの雰囲気、空気感が堪らなく好きなんですよね。
米團治師匠はその空気を作ることができる落語家で、もうカッコ良すぎて噺が終わって中入になってもしばらく席を立てませんでした。

いやー、落語とはなんと深い芸なんでしょう。

現在米團治師匠は米朝事務所の社長も兼務しておられます。
コロナ禍で落語会も通常通りの開催が難しい状況が続いておりご心労もいかばかりかとお察ししておりますが、どうかお疲れの出ませんように……。

 

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豊臣秀吉(大阪市中央区)

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NHK大河ドラマ麒麟がくる」もいよいよ佳境です。
本来なら12月中に終了するはずだったわけですが、コロナ禍で一時期撮影がストップしていたために最終回は2月7日放送となっています。

明智光秀を主人公とする物語なので、亀岡に一昨年建てられた光秀像あたりを紹介するべき流れなのは承知しているものの、コロナもあってまだ見に行くことができていません。

というわけで、今回ご紹介するのは豊臣秀吉銅像です。
大阪城内の豊國神社にあります。
元々は京都の豊国神社の別社として創建され、京都の方が「とよくにじんじゃ」なのに対し、大阪の方は「ほうこくじんじゃ」と読みます。
創建当時は中之島にあったものが、戦後になって現在の場所に移されたそうです。

ところで豊臣秀吉は1月1日生まれだとずっと思っていたんですが、先程ウィキペディアを見ていたところ、2月生まれという説が有力とのことでした。
私の亡くなった祖母が1月1日生まれで(実際は前年末に生まれていたらしい)、豊臣秀吉と同じ誕生日だと親戚のおばちゃん達から子供の頃に教えられたのを覚えています。
これ、親戚の集まりの時とかに訂正してあげた方が良いんだろうか。
とはいえ、コロナのせいでもう1年も帰省できていないので、次にそういう機会があるのがいつになるのか皆目わかりません。
早く元通りの(少なくとも元通りに近い)日々が戻ってくることを願うばかりです。

(2020年7月撮影)