ヤバイTシャツ屋さん「You need the Tank-top」
大阪発のロックバンド、ヤバイTシャツ屋さんの4枚目のアルバム「You need the Tank-top」がリリースされました。
設定された期間中に予約をすれば特典としてメンバー全員の直筆サイン入りアナザージャケットが添付されるということも話題になりました。
最終的に約4万3千枚(!)のサインを書いたそうです。
転売商品に高値がつかなくなるくらいに書きまくってやろうという心意気。
配信やストリーミングが全盛の時代にCDという形で楽曲を届けたいという思いを強く持っているバンドのようなので、ヤバTらしい企画だったと言えます。
そして4万3千枚のうちの1枚が昨日うちにも届きました。
ヴィレッジヴァンガード版です。
以下、全曲レビューもどきです。
※歌詞の内容と無関係な記述もあります。
01. Give me the Tank-top
コロナ禍を踏まえて書かれた曲とのことです。
「何にもしたくない やる気でない なんて言うてましたのに
あれやりたい これやりたいが 止まらへんねん 今は」。
ほんとそれよ。
02. 泡 Our Music
「Crash it yeah」→「クラシエ」。
NHKで許されるかぎりぎりの線だけどライナーノーツにはっきり書いてしまってるからどうか(笑)。
03. J.U.S.C.O.
田舎のイオンモールで知り合いに会う確率の高さは異常。
他に行くとこないんかいと思うけど、自分も行ってるわけだから相手にもそう思われているはず。
04. 珪藻土マットが僕に教えてくれたこと
珪藻土マットという語が歌詞に入ってる曲を初めて聴いた。
05. 原付 ~法定速度の範囲で~
「時速30kmを超えるな これが 俺の精一杯 法律 遵守し 今夜はどこまでもいこうか」。
これが令和のロックですよ。
夜で人目がないからって、バイク盗んで走り出したりしちゃいかんですよ。
06. sweet memories
ゴムが付いた上履きや消しゴムをかじるということは、ガッちゃんの身内ではなさそうですね。
07. はやく返してDVD
「Blu-rayよりも画質落ちる 今や配信よりも画質が落ちる
DVDに謎の固執 俺は手元に置く喜びを忘れへん」。
100%同意します。
08. NO MONEY DANCE
蟹食べたいのでGo Toしちゃって良いですかね。
この曲、最高に好き(笑)。
もりもとさんの台詞が良い味出してます。
ビートルズのリンゴ・スター感あるわー。
10. 日本の首都、そこは東京
「支払いは『Suicaで』 手元にはICOCA」。
ICOCAもアップルウォッチで使えるようにしていただけませんかね。
11. はたちのうた
「毎日頑張っているから たまに休んでも大丈夫」。
周りにこういうこと言ってくれる人がいると救われる。
みんな頑張ってるんだから弱音吐くな的なことばかり言って追い詰める人いるからね……。
12. 癒着☆NIGHT
「君はえらい変わってしもうたね そんな感じの子ちゃうかったやない」。
根本的に変わったのか、元々そういう人だったのが本質を隠さなくなったのか、そのへんがわからない場合は余計怖い。
13. 寿命で死ぬまで
こやまさんが亡くなったお祖母さんのことを歌った曲。
しみじみとした余韻を残すラストナンバーです。
いやー、良いですねヤバT。
アホさとカッコ良さの共存ぶりが最高です。
彼らのライブに行ったことはないですが、チケット取れれば見てみたいです。
フェスでも盛り上げられるタイプのバンドだと思います。
フジロックならホワイトステージあたりでやって欲しい。
コアなファン以外も多い状況での空気も楽しいものになりそうです。