群青色の時間

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ヤクルト・小川泰弘、史上82人目のノーヒットノーラン達成!

本日、横浜スタジアムで行われた横浜DeNAベイスターズ東京ヤクルトスワローズの試合で、ヤクルトの小川泰弘投手がノーヒットノーランを達成しました。
NPB史上82人目、93度目の快挙です。

今日夕方に投稿した記事で、沢村栄治が日本プロ野球初のノーヒットノーラン達成者、戦前・戦中最後の達成者が石丸進一、ということを書きましたが、まさかその1時間半ほど後に始まった試合でノーノーが達成されるとは!
いやー、驚きました。

沢村から数えて82人目、93度目ということになるわけですが、つまり1人で複数回達成している人もいるのです。
最初の達成者である沢村が、NPB最多タイの3回達成しています。
戦争がなければ更に回数を増やしていたかもしれません。
沢村と並んで3度達成しているもう1人の投手が、広島東洋カープ外木場義郎です(最初の達成時の球団名称は広島カープ)。
尚、外木場の3回のノーヒットノーランのうち1回は完全試合でした。

3回もノーノーを記録しているというのも凄いことですが、米国球界には更にとんでもない投手がいます。
ノーラン・ライアンMLB史上最多の7度のノーヒットノーランを達成しています。
ちなみに、今日ノーノーを達成した小川はライアンというニックネームでも知られていますが、投球フォームがノーラン・ライアンに似ていることが由来です。
とうとう自身でも大記録を達成したということになりますね。

余談ですが、日本投手では野茂英雄MLBで唯一複数回(2度)のノーヒットノーランを達成しています。

今日、私はテレビで京セラドーム大阪の阪神タイガース広島東洋カープの試合を観ていたのですが、小川が無安打投球を続けていることを知って、横浜スタジアムの試合も途中からDAZNで同時に観ていました。
8回裏のDeNAの攻撃で、先頭の倉本寿彦を四球で歩かせた後、続く中井大介が放った打球は遊撃手・西浦直亨の正面へのゴロ。
難なく併殺で二死走者なしになるはずが、二塁手・廣岡大志が西浦からの送球を落球する失策でまさかのオールセーフに。
山田哲人に代わって二塁を守っていた廣岡は血の気が引いたと思いますが、小川は(放送された映像で見る限り)表情も変えず廣岡に「気にするな」というジェスチャー
見事後続の3人を抑えてピンチを切り抜けました。
廣岡はお詫びに小川に焼肉くらい奢るべきですね(笑)。
それは冗談ですが、観ている側からしても廣岡が救われてほっとしました。

そして最終回。
最後は乙坂智から三振を奪ってノーヒットノーラン達成!!
素晴らしい試合を見せてもらいました。
ヤクルトは主力捕手の中村悠平嶋基宏が負傷で戦線離脱しており厳しい戦いが続きますが、今日小川をリードした西田明央も「やったったわ!」というところでしょう。

小川はここ数年、本人としても不本意な成績が続いていると思っているはずです。
今季はこれで5勝目と好調ですし、今日のマウンドでの姿はやはりエースのそれでした。
まだ30歳、これからも良い投球を期待したいと思います。

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