群青色の時間

遥かなるマスター・オブ・ライフ<人生の達人>への道

エドガー・アラン・ポー「モルグ街の殺人」「黄金虫」

今日10月7日はミステリーの日だそうです。
推理小説の祖とされるエドガー・アラン・ポーの命日であることから制定されたようですね。
日本なら「黄金虫忌」とでもされたんでしょうか(語呂が悪い)。

調べてみると、ポーが死去したのは1849年、40歳の時だったとのこと。
今の私と同じ年齢です。
結構若くして亡くなったんですね。

1841年に発表された「モルグ街の殺人」が、世界初の推理小説と言われています。
探偵役のオーギュスト・デュパンの活躍を同居人の友人が記すというスタイルで、アーサー・コナン・ドイルシャーロック・ホームズ・シリーズもこれを踏襲したものと思われます。
元祖にして定番の型を確立しているというレジェンド感!
ポーがいなければ、ホームズが名探偵の代名詞として世界に名を馳せることもなかったかもしれないわけですよ。
ロマンありますよねぇ。

暗号解読ものの「黄金虫」(1843年)もミステリー系の作品です。
コナン・ドイルの「踊る人形」や江戸川乱歩の「二銭銅貨」にも、「黄金虫」の影響が見て取れます。
江戸川乱歩に至っては、筆名がエドガー・アラン・ポーのもじりですからね。
ポーがいなければ、乱歩はどんな名前で小説書いてたんでしょうね。
江戸川コナンも横溝クリスティとかだったかもしれないわけですよ。
ロマンありますよねぇ。

そして、ビートルズファン的にはポーは名盤「サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド」のジャケットに登場している著名人のうちの1人、という認識であることも記しておかねばなりません。

モルグ街の殺人・黄金虫―ポー短編集〈2〉ミステリ編 (新潮文庫)

モルグ街の殺人・黄金虫―ポー短編集〈2〉ミステリ編 (新潮文庫)